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■ 神の計画 / ローマ人への手紙8:28~39 (2006-10-01)

この秋のリバイバル集会のメッセンジャーは神戸からH・ブラウン師をお迎えし、2日間メッセージをいただいた。元テロリストという、出口の見えない世界情勢を象徴するかのような先生のショッキングな前歴が先行したが、お話を聞いて感じたことは神の不思議と臨在が大きく迫った集会であったと思う。

思春期、青春時代という強い感受性と正義感、孤独と迷いの交錯する年代を愛国心の故に北アイルランドに生きた。その時代、文字どおり血を流す戦の日々であった。銀行強盗、殺戮、人を信じない生活、上からの命令は絶対的、といった日々は、ブラウン先生から笑みを奪ったと思う。二日間、私と話す時間にも、心から快活に笑った瞬間は見えなかった。

しかし、今は昔と明らかに異なる世界に生かされている。彼のボスはテロリストではなく、人類のために十字架で死んでくださったナザレのイエス! この方に人生と命を預けたのが彼であった。 刑務所で服役している最中、イエスを知り、テロリストの仲間から抜け出した。そして、神学校に入る。将来を祈った。世界の果てであろうと、アフリカであろうと、神がお連れなさるところへ行きます、と言う祈りに対し、主が示されたのは、東洋の端っこに位置するこの日本であった。クリスチャン人口は希に見る低さである。だが、主は彼をこの日本へ導いた。日本人が救われるため以外のなにものもない。イエスを受け入れ、その魂を十字架の血潮で洗っていただく以外のなにものもない。

日本のビザを取るためには個人の略歴が必要である。銀行強盗、傷害、殺人未遂などありとあらゆる犯罪記録はA4サイズの用紙4枚にびっしりと記された、と言う。それでも、入国許可は下りた。摩訶不思議、としか言い様がないが、神が共におられるのだから、まったく問題ないのである。神は荒野に道を、道なきところに道を、海の上にさえ道を造られる。 不思議、と思うこと自体が既に神を信じていない、と思う。

無の中から有を呼んでくださる神。暗闇から光を呼んでくださる神。 あなたの人生にこの神がおられるだろうか? あなたは信じているかも知れないが、あなた自身さえも神の器として用いられることを受け入れておられるだろうか? 何故なら、主に身を任せない限り、あなたは決して神を体験できないからだ。

ブラウン師は阪神淡路大震災の後、妻と四人の子供達を国に帰して、一人この日本に留まり、日の当たらない場所でも伝道しておられる。主が行け、と言われたら、如何なる場所でも行くであろうし、導かれた場所からは決して自分の意思だけでは動かない。 彼のボスはナザレのイエスだから・・・・そして、だからこそ彼は用いられている。 もう一度、覚えたい。あなたののボスは牧師でもなく、教会でもなく、神学でもなく、あなたの自我でもなく、ただお一人、ナザレの大工のせがれである。 エイメン!

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