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新約聖書/マタイ福音書
2020年3月29日
■神の国の1デナリ/マタイ20:1~16
マタイ20章「葡萄園の主人」の話は読む者の心を優しくもチクチクと刺す。 であるのに、決して切り捨てて来ない。 何十年もこの箇所を読んできたが、今回は視点を変えることができた。 話自体は、葡萄園の主人が労務者を雇うために一日五回も町の広場にたむろしている労働者に足を運んだこと...
新約聖書/使徒の働き
2020年3月22日
■ガマリエルというひと/使徒5:27~42
この世でまだ「キリスト教会」と呼ばれていない時代があった。 いわゆる原始キリスト教会時代であるが、当時の弟子と、信徒たちが見上げていたものは、復活のイエスご自身と、その「イエス・キリストという御名」だけだった。 彼らには余分な神学や解釈などなかった。...
新約聖書/使徒の働き
2020年3月15日
■見よ、主のしもべ達を/使徒4:16~31
第二コリント6:2節 神は仰せられた、「見よ、今は恵みの時。見よ、今は救いの日。」 この「見よ」とは、今生きているこの瞬間、この環境、この時間に於いて、上なる神を見上げよ、である。 イザヤ書49:8 主はこう仰せられる。...
新約聖書/使徒の働き
2020年2月23日
■キリスト者の根幹/使徒4:1~12
使徒4章12節 「この方以外には、誰によっても救いはありません。世界中でこの御名の他には、私たちが救われるべき名としては、どのような名も、人間には与えられていないからです。」 何気なく、当然のごとく聖書をめくり、拾い出しては使っていた、この聖句がキリスト教のすべてを言い表し...
新約聖書/使徒の働き
2020年2月16日
■栄光はナザレのイエス・キリストに/使徒3:9~19
榎本保朗牧師が語っておられた。 信仰には1マイル(1.6キロm)信仰と2マイル信仰があるらしい。 信仰生活で何処までも主のことばに従おうとする人があり、「自分の都合のつく限り」従おうとする人がある。 聖書を読みたいときに読み、祈りたいときに祈り、礼拝に出たいときに出る、これ...
新約聖書/使徒の働き
2020年2月9日
■イエスと生きる漁師は強かった/使徒3:1~9
ガリラヤ湖の漁師であったペテロとアンデレの兄弟。 そして同じく漁師のヤコブとヨハネ。 イエスはなぜ田舎の漁師を弟子として呼ばれたのか。 彼らの何を見て召されたのか。 分からない、けれど神には神の御計画と摂理がある。 私達にせよ、プランも希望もある。...
新約聖書/ヨハネ福音書
2020年2月2日
■イエスはいわれた、わたしは生けるパンである。/ヨハネ6:41~51
日本人は全体的に神様という言葉が嫌いではない。 でも、時と場合によっては「何となく、うっとうしい呼び名」でもある。 個人的には毛嫌いしないが、大勢の前になると隠していたいものだ。 大体が、お祭りや御神輿は大好きでも、別に何の神かに関心はない。...
新約聖書/マルコ福音書
2020年1月26日
■終わりがあって始まりがある/マルコ12:13~27
この時期、アメリカの元NBAスター選手だったコービー・ブライアント氏と13歳の娘さん、他5人が乗ったヘリコプター墜落事故で亡くなったことが非常に辛い。 不慮の事故であった。 NBAバスケット界のスーパーヒーロー、そしてその父の跡を追ってバスケットに人生を賭けようとスタートし...
新約聖書/ルカの福音書
2020年1月19日
■キリスト者の宝/ルカ12:32~40
「キリスト信仰とは、他人に教えることは容易く、自分で生きるには何とも難しい」ものだと悟らされた。 他人に伝えるには、言葉もスラスラ出てくるし、生き生きと表現さえ出来る。 だが、いざ自分で実践するときになると思った以上に心も体も動かない。 やはり人間とは自己中心である。...
新約聖書/マルコ福音書
2020年1月12日
■我誇るもの一つだに無し/マルコ10/17~27
イエスが私たちにしてくださったこと。 先ず、私たちがどんな形であれ、救いの招きに応えて「はい、主よ、あなたを信じます。受け入れます。」と決心した瞬間、人生のすべての罪を赦して下さったのである。 それは文字通り、赦された=救われた、のである。...
新約聖書/ヨハネ福音書
2020年1月5日
■出会いの継続/ヨハネ3:1~7
ヨハネ福音書3章1節『さて、パリサイ人の中にニコデモという人がいた。ユダヤ人の指導者であった。』 パリサイびとはユダヤ教の中でも原理主義、律法に関して非常に熱心で活動的な教団であった。 彼らは聖書の中でも、常に、ことごとくイエスに対して否定的・攻撃的態度を取った。...
新約聖書/マタイ福音書
2019年12月29日
■この矛盾の世の中で/マタイ2:7~23
この世は矛盾なのだろうか、と考えて以来、矛盾があって当然の世の中だと思うようになった。 人間自身そのものが矛盾そのものなのだから。 そういう人間世界で何とか生きて行こうとしている私たちはタフにならないと生きられない。 タフになるとは取り敢えず、矛盾を受け入れることから始まる...
新約聖書/マタイの福音書
2019年12月22日
■人生、幸せの基盤/マタイ1:18~25
クリスマスというと、クリスマス・ツリーが主体であった戦後の日本、といっても子供時代の私の環境でしかない。 山に入って、小さな「もみの木」らしき物を取ってきて、銀紙と綿を葉に乗せ、らしきものを作った。 らしき物だらけでイエス不在、サンタ不在のクリスマス。...
旧約聖書/創世記
2019年12月15日
■主は断念されたのか/創世記8:13~22
大雨は40日40夜ふり続き、地のすべての生き物である動物、鳥、人間は水の底で息絶えた。 と、聖書は言う、創世記7章22節。 『いのちの息を吹き込まれたもので、乾いた地の上にいたものはみな死んだ。』 創造主はご自分が造られた地上の生き物達すべてを消しさられた。...
旧約聖書/創世記
2019年12月8日
箱舟が浮き上がった/創世記7:17~24
動物たち、鳥たち、そしてノアと家族が箱舟に入って七日後、天にある巨大な大いなる水の源がことごとく張り裂け、水門が開かれた。 大雨は40日40夜、地の上に降り注いだ、と聖書は言う。 今年の夏から秋にかけて、すさまじい台風の威力に恐れをなした私達である。...
旧約聖書/創世記
2019年12月1日
■人も動物も、みな入った/創世記7:1~16
「理論は信仰に先立たない」と、つくづく思った。 へブル11章に22回登場する言葉がある。 つまり、このヘブル書の記者の気持ちが嫌というほど伝わってくるのだ。 それは「信仰によって・・」という各節の書き出し言葉(英語by faith)である。...
旧約聖書/創世記
2019年11月24日
■ノアは神と共に歩んだ/創世記6:6~22
私が「ノア」のことを、どうして知ったのかというと、おそらく小学校低学年だったと思う。 終戦後6年~8年頃の時代、思い出はすべて赤茶けた景色の中に埋もれて行った。 兎に角、貧しい。 麦飯のおかずがない。 皆が無いのだから愚痴も出ない。...
旧約聖書/創世記
2019年11月17日
■「人は肉にすぎない」/創世記5:24~6:5
主であるキリストを信じる人は多い。 だが、キリストと共に生きようとする人は少ない。 ましてや、キリストに従う人は更に少ない。 イエスさまの弟子達12人は、イエスご自身が直接的に彼らを選び、呼び出されたメンバーである。 マタイ伝で早々に登場する弟子たちであるが、イエスは並外れ...
旧約聖書/創世記
2019年11月10日
■黎明期/創世記5:3~24
黎明期という言葉、わずかに私の頭の隅の隅に引っかかっていたような言葉だった。 どこかで聞いたか、見たか分からないけれど、掘り下げてみたい響きある言葉。 きっとイエスさまが知らぬ間に置いといてくださったのかも知れない。 意味は「夜明け」とか「明け方」という。...
新約聖書/マルコ福音書
2019年11月3日
■experience(体験)/マルコ4:14~23
道畑さん、岩地さん、茨さん、余市さん、この人たちは何れもイエスを救い主と信じ、受け入れた。 生まれて初めて出会った主を讃えつつ、嬉しい日々を送っていたクリスチャン達だった。 しかし、人生とは実に皮肉なものである。 昔、聞いた「坂本九」ちゃんの歌が頭をかすめる。...